給与の前払いと前借りは明確に違う制度なので注意

給与の前払いと前借りは、同じような意味で用いられるケースが少なくありません。

しかし、これら2つの制度は本来支払われる日より前に金銭を受け取ることができる点で一緒なだけで、定義は明確に異なります。給与の前払いと前借りの制度の使い方を間違えると、思わぬトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。給与の前払い制度とは、従業員の求めにしたがって既に働いた分の給料を本来支給する日より前に支払う制度で、勤務している場所の規則の中にこの制度に関するルールが存在していれば利用することができます。

単に前倒しで渡されるものであるため、後から返済をする必要はなく、返すよう求められることもありませんが、次の給料の支給日までの期間が長くなるので、受け取ったお金を計画的に使うようにしないと、支給日前の数日間をお金がほとんどない状態で過ごさなければならなくなってしまいます。これに対して前借り制度は、翌月以降に支払われる予定の給料を担保にして、将来支給される給料を前もって借りることができる制度を指します。

事業所から貸し付けられるお金であるため、借りた後は決められたルールにしたがって返済をする必要があり、延滞させ続けると解雇や資産の差し押さえの手続きがとられるおそれがあります。また、事業所によっては利率が設定されていることがあり、このような仕事場で前借りをすると、前借りした分に利息を上乗せした金額を返済していかなければなりません。

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